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2011年8月 4日 (木)

風車と牛

「自然エネルギー」という、真面目なお題の取材で梼原町へ。朝5時前に起きて、天狗高原に立つ風力発電設備を撮影する。

そこは、穏やかにうねる尾根の広大な牧草地で、大地からは石灰岩が筍のようにニョキニョキ生えている(カルスト地形なのだ)。
風車は牧草地のほんの一部を囲った(6m×6mぐらいか)柵の中に立っている。

白い岩と白い二機の風車の間を、牛たちは、朝露で瑞々しくなった草を求めて歩く。
のんびり、のんびり。
風と、風車が風を切る低い音と、ブチブチと草を食いちぎる音だけが、朝の山頂に響いた。

「風力発電の風車は故障が多く、電力の安定供給ができないし、採算も取れない・・・」なんていいう有識者(有識者ってなんだ?)の意見を、3.11以来、いろんなメディアで見聞きした気がする。
この日、梼原の風車も、一基は故障中で回転していなかった。
でも故障して、役立たずになっても、この牛たちの肉や牛乳が出荷停止になることはない。

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9月発売の季刊「地域」(農文協)に、この取材のことは掲載予定。
今回は写真撮影だけを担当しました。

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