彼らの激流

2013年4月20日 (土)

「彼らの激流」系の写真がポスターに

メールでの連絡のみなので、こっちとしてはどういう状況か分からなが、
私が撮影した激流カヤック写真がモンベルのポスターになったらしい。

その内容は「関空国内線ラウンジのポスター」、大きさは78cm×121cmらしい。
しかしそれが私の写真一枚のみのポスターなのか、誰かの写真との組写真なのか、
よくわからない。
ちなみにその写真はこれ↓

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ぶれててよくわからないけど、モデルになってくれたのはリバーガイドで造形作家のシバやんでございます。

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著者:大村 嘉正
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四国の深い峡谷に生きる、リバーガイドたちの群像
辺境の山里での暮らし、
激流にもまれる冒険の日々

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2012年9月13日 (木)

1年

取材と原稿と撮影に追われる1ヶ月がようやくひと段落した9月12日。

ふと気づけば、偉大なカヤック犬、クーピーさんが天に召されて1年になる日だった。

翌日、曇りのち雨という天気予報が外れることを祈って、
クーピーさんの追悼川下りに出かけた。
もちろん吉野川へ。

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福ちゃんが川下り犬になれたもの、クーピーさんの存在があってこそ。
クーピーさんが波立つ急流をカヤックで下り、
ときに川の中に落っこち、波の間を流されていくのを見て、

「なるほど、犬は瀬で泳いでも大丈夫なんだ!」

と納得できたからこそ、我が家は福ちゃんを川下りにつれていくようになったのだ。

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それにしても、犬というものはどうしてこんなにも、
人生を華やかに、心地よく、朗らかにさせてくれるのだろう。

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仁淀川でひと泳ぎしたクーピーさん

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2012年7月 4日 (水)

カヤック犬の「虎の穴」

四国吉野川のカヤッカーの間では、伝説的カヤック犬だったクーピーさん。

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クーピーさんが大往生をとげてこの秋ではや1年、
その二代目カヤック犬となるべく、まだ子供ながらクーガさんは挑戦を始めたのでありました。

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なんだか不安げなクーガさん

まずはダッキーで初川下り in 仁淀川

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5月の仁淀川はきれいでした

そして6月はホワイトウォーターカヤックのデッキに乗って吉野川(四国)下り。

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吉野川の「寺家の瀬」で落ちてマイナーモードに入ったクーガさん

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photo:山内基久さん

クーガさんの成長を、福ちゃんは温かく見守るのでありました!

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2011年12月31日 (土)

大晦日に原稿を考える

穴吹川のアウトフィッター、Tripの大晦日忘年会に参加するはずが、
原稿仕事が終わらず、急遽参加を断念。
ウッシー、アイコさん、ほんと、すみません・・・
かなりどうでもいい原稿だったのだけど、引き受けた以上は、
約束を守る、それがプロ・・・なんちゃって。

とまあ、かなりどうでもいい原稿なので、書きながらも、他の事が頭をよぎる。

今、書きたいネタとしては3本ある。

その一は、小説。ただ、本として出版するには高いハードルがある。

その二は、アウトドア系のハウツー的な本。
売れそうな内容なので、出版に至るのは容易な気がするけど、
そういうハウツー本を書く自分の姿を直視するのは、ちと辛い。

その三は、「彼らの激流」の続編。
つまり、あの峡谷のリバーガイドをめぐるノンフィクションだ。
けれども、今の状況だと、もし出版することになると、いろいろと波風を立てることになりそうだ。さてどうしたものか。

そこに書かれるだろう内容は、例えば田舎暮らしの真実。
田舎の人の排他的なところ、
超保守的なところ、
国からの補助金や公共事業ですっかり依存(たかり)体質になっていること、
むやみにいばり、利権を要求する地域ボスの存在など、
田舎の暗部を書くことになるだろう。

自分の足で、自分の才覚で人生を切り開こうとしている、
リバーガイドたちの人生と並べられることで、
田舎の暗部はさらに濃く感じられることだろう。

真実を切り取る、という意味では、大いに意味のあるライティングになるだろうけど、
近頃の「田舎暮らし礼賛」な風潮にさからうことになる。
田舎の「絆」のよい面ばかりに目が向いている今の世相に、
「あんた、そりゃ違うよ」と言うことになる。
つまり、書き上げたとしても結局、出版社側からは、「まあ、そりゃそうなんだけど、今出版するのはねえ」と言われるのだろうなあ。

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2011年12月29日 (木)

漕ぎ収め

こんなに年末に、そして寒くて水温も低いのに漕ぐのは、
20年前の南東アラスカ・シーカヤック旅以来だ。

冬の吉野川は、ジンのように透明な流れ。なんと美しいのか。

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ある程度の防水ウエアで漕げば、水温7度でも平気なものですな。
この冬はもっと漕ごう。
そして来年こそは、大歩危を涼しい顔で漕げるパドラーになろう。

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2011年12月11日 (日)

九州で、大地の力を巡る旅③(最終回)

(このブログ更新は12月11日だけど、お話の内容は11月28日ことです)

くじゅう登山の翌日、山を下って小鹿田の里を目指した。
江戸時代から続く陶芸「小鹿田焼」の窯元が集まった集落である。

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小鹿田焼

僕ら夫婦は小鹿田焼が好きで、その故郷を訪ねるのが長年の夢だった。
小鹿田焼を好きになった理由はいろいろあるけど、3つあげるとすれば・・・
① 小鹿田焼の特徴の一つである、無数のカンナ目が生み出す幾何学的な美しさ
② 小鹿田焼は江戸時代からの伝統的な様式を守り、陶芸家の個性が作品にあまり表れていないこと(微妙な巧さ、センスの良さは伝わってくるが)。それはつまり「小鹿田焼は昔も今も、あくまでも生活雑器」という姿勢であり、また、それゆえにか、値段も安い
③ 小鹿田焼の各窯元は、一子相伝

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小鹿田の里は、筑後川中流にある小京都・日田から北へ約30分。
小川の囲む小さな谷に沿って10軒の窯元が並んでいる。
そこにあるのは、江戸時代から続く、自然と人の力と手技足技だけを使う陶器作りだった。

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里には杵打つ音が響き渡る。各窯元はこの「唐臼」を持っていて、水力で陶土を細かく砕く。

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登り窯は各窯元ごとにあるようだが、共同で使っているらしい。もちろん薪で焼く。

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足で蹴るロクロで整形するという。

各窯元では作品を販売しているのだが、ここで予想外。あまりよい作品がならんでいないのだ。とても安いのだけど。
カミさん曰く、「よく出来たものは、出荷しちゃうんじゃないかな」

というわけで、日田市街に戻り、下調べしておいた綾部商店へ。「小鹿田焼10軒の窯元の秀作が一堂に」という触れ込みは本当でした。しかも買いやすい値段。お勧めです。

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午後は再びくじゅう連山周辺に向かい、熱い蒸気がいたるところから噴出しまくる集落へ。
ここにはどんな暮らしがあるのか・・・興味は尽きません。

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この集落で温泉と、大地からの蒸気を使った料理を堪能。

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かなりの充実感に満たされて旅を終えました。
その理由を考えてみたのだけど、それはたぶん、
〈そこに「元々有るもの」を、損なうことなく利用した観光地〉を旅したから。

長いときをかけて出来上がった自然や、伝統に裏打ちされた文化に勝る観光資源はない、というのは「いまさら」な常識。
だけど、それを無視したり、壊している観光地がどれだけ多いことか・・・

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2011年12月 6日 (火)

旅の本屋BOOK246での展示は8日まで

九州旅ルポの途中ですが、お知らせを。

現在発売中の四国旅マガジンGajA50号で、
「川の案内人と行く『吉野川カヤックツーリング&剣山系トレッキング』」
という記事を私は担当したのですが、
その四国旅マガジンGajAが、東京の「旅の本屋Book264」にて創刊50号記念フェアを開催中です。
バックナンバーの販売や、四国在住フォトグラファーによる「マイ・ベスト四国」パネル展を行っています。小さなスペースですが・・・
私の撮影した作品(もちろん彼らの激流・小歩危)も1点展示中。
8日までですので、興味のある方はお見逃しなきよう。

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川の案内人と行く・吉野川カヤックツーリング

ところでこの GajA50号、表紙に私の名前が載っているのですが、
その同じ並び、広末涼子さんや大林信彦さんや大杉連さんをはさんで13人向こうに、
なんと大村崑(おおむらこん)さんの名前が!

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私、姓が大村ということで大学時代は「こんちゃん」と呼ばれておりました。表紙に名前が並ぶとは実に感慨深く、そしてきっと一生に一度のことでありましょう。

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2011年11月27日 (日)

九州で、大地の力を巡る旅②

九州の旅2日目は久住山登山
登山口の長者原は、九重連山の麓の谷間に広がる平原で、谷のあちらこちらから蒸気が吹き上がっている。見上げればくじゅう連山の一部からも蒸気が噴出している。

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くじゅう連山は活火山で、近いところでは1996年に噴火。
地下のマグマだまりによって熱水がどんどん作られているという、ホットな山なのだ。

牧ノ戸峠から登り始めた。私にとっては、20年ぶり、4回目のくじゅう連山登山。
それぐらいブランクがあると、いろんな記憶が抜け落ちるらしい。
それに、当時はキツイ山を登りまくっていたので、20年前のくじゅう連山なんて体力的にもコース的にも「ヘ」みたい登山だった記憶がある。

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なので同行するカミには、「穏やかな平原をのんびり歩く」と説明していたのだけど、実際は岩場あり、

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どろどろぬちゃぬちゃの道がいつまでも続き、

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アップダウンあり、の手ごたえある登山。

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日ごろから失いつつある、カミさんと福ちゃんからの信頼を、さらに失うのであった。

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「山ガールって、雑誌の中だけの存在かと思ってた」とカミさん

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チーカマ1本食いで、福ちゃんのご機嫌をとる

四国でいつもの山(剣山系あたり)に登るとき、福ちゃんはノーリードなのだけど、登山者の多い久住山では用心してリードをつけた。なかには、山で自由を満喫するな犬に難癖をつけたりするアホがいるからね。

が、やはり楽しくない(私も福ちゃんも)ので、復路はフクチャンを自由に。
福ちゃんはいつものように私たちを先導して歩き、10mほど離れると立ち止まり、振り返る。目がきらんきらんしていた。こうじゃないとね。

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自由に、楽しそうに歩く福ちゃんをみて、他の登山者も癒されていたような・・・

下山後、温泉に浸かろうと、くじゅう連山麓の九重観光ホテルへ。
駐車場に車を停めると、目の前には地熱発電プラントがあり、冷却塔からはもうもうと蒸気を上げている。
ホテルのフロントの人曰く、地熱発電の電力の約半分をホテルで使い、残りは九州電力に売電しているそうだ。
以前、自遊人という雑誌で九州の地熱発電所取材をしたことがあるので、なんだか懐かしい風景だった。

九重観光ホテルの温泉はもちろん源泉賭け流しで塩素消毒無し。熱めの源泉がざあざあと湯船に流れ込んでくる。湯の花が漂よう透明な湯が染み入るように暖かく、登山で少しうずき始めた膝の痛みを取り除いてくれた。地球パワーに感謝!

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夕食は昨日と同じく黒川温泉で。この日は「吉祥」という店で豆腐料理を食べた。
ここも客席には炭火の囲炉裏があり、なんとも風情がある。
上品な味付けで、素朴ながらも大変美味しい。
この地方の祝事や仏事にてふるまわれる料理を基本としているとのこと。
郷土料理である田楽もコースに入っていて、得をした気分。

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明日、旅の最終日は、一子相伝の焼き物の里へ。

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2011年11月26日 (土)

九州で、大地の力を巡る旅①

3日ほど天気が良さそうなので旅に出ることにした。車を飛ばして西へ。
フリーの文筆&写真業という金はないけど束縛もない日々なので、
「ここではないどこかへ」という衝動に従うのは簡単。
それでも「ふと思い立って」旅を始めるのは気分がいい。

瀬戸内海を渡り、関門海峡を越えて火の国へ。

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カーステレオからはオリジナルラブ。
一番最近のアルバム「白熱」の1曲目「フリーライド」が今の気分にぴったりだ。

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阿蘇で福ちゃん、火山と、硫黄を売る胡散臭い商売に遭遇する。

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阿蘇の裾野で草を食む牛に色めき立つ。

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夕食は黒川温泉の「やまたけ」へ。酪農と自然薯栽培をしている一族が切り盛りする和食処で、囲炉裏を囲みながらの郷土料理(だご汁など)が大変美味しい。

明日は福一族で久住山に登る。

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2011年11月24日 (木)

東京の「旅の本屋」で

自然のそばで暮らす、といっても、狭くて、田舎と町が近い四国では、
それほど構えなくていい。

例えばアウトドアツアー会社「Trip」の牛尾夫婦が暮らしているのは、四国一の清流穴吹川のほとりの、山に囲まれた静かな谷。かなり自然度が高い場所で、うらやましい限りの田舎暮らしだが、ここから都会である高松市街までは車で約1時間(高速道路を使わず)だ。

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Tripの二人

四国の田舎への移住を考えている人へ、「それほど山奥に引っ込まなくても、いい場所はたくさんあるよ」とアドバイスしておいて、さてここからが本題。

特集記事の一つを私が担当した四国旅マガジンGajA50号が、ぼちぼち発売。
その特集記事とは「川の案内人と行く吉野川カヤックツーリング&剣山系トレッキング」で、取材協力はTripの牛尾夫婦。四国でのアウトドアに興味がある方は、ぜひ。

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川遊びの人がいなくなった秋の穴吹川は、カヤックに最高だね

それから、記念すべきGajA50号ということで、東京の「旅の本屋BOOK246」というお店にて、四国旅マガジンGajA創刊50号記念ブックフェアを12月8日までやってます。
私が撮影した川写真(ラフティング)も小さいプリントですが一点展示してあるようです。
お近くの方はぜひご覧ください。

彼らの激流 Book 彼らの激流

著者:大村 嘉正
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辺境の山里での暮らし、
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